手足口病

潜伏期間は３～５日

熱が出ない子もいれば、高熱が出る子もいます

コクサッキーウイルスやエンテロウイルスが原因で［手の平・足の裏・口の中］に欠けた米粒のような水疱ができるのが典型的です

ウイルスの型により［足の甲・膝やおしり・手全体・口周り］など広範囲に発疹が出ることがあります

その場合、水疱瘡やカポジ水痘様発疹症との鑑別が必要になります 

回復には３～７日かかります

発疹が広範囲の場合は７日を超えても発疹が続きます

熱があるなりにもそこそこ元気なら解熱剤は必ずしも必要ありませんが、口の中が痛くて不機嫌だったり飲んだり食べたりに差し支える時には、アセトアミノフェンを鎮痛目的で使うこともできます

水分を摂らせたいタイミングで上手に使いましょう

脱水にさせないことが大事です

８時間（最低でも６時間）以上あけてください

※市販感冒薬と一緒に使わないこと

口の中が痛いので、保護者様自身に口内炎があるときに口にしたくないものは避けましょう

オレンジジュースやパイナップルはしみるし、固形物も痛いと思います

消化がよく、やわらかく、酸味塩味が少なく、味が薄めで

お粥やスープやゼリーで回復を待ちましょう

飛沫や接触で感染する病気です

手足口病の診断を受けたら通園通学先に伝えて下さい

回復しても２～３週間は便の中にウイルスが混じるので、おむつの扱いには注意が必要です

２～３週間隔離をするのは現実的ではないので、解熱剤がなくても一日以上平熱で過ごすことができ、食事が摂れ、元気なら、登園登校できます

感染症にはそれぞれ起こりやすい合併症があります

高熱が続く、嘔吐を繰り返す、ぐったりしているなど症状が改善していない悪化していると感じたら医療機関に再診の相談をしてください

コクサッキーA6が原因の場合は１ヶ月くらいあとになって手足の爪がはがれることがあります

自然に健康な爪に生まれ変わるので心配しなくて大丈夫

はがれかけた爪をひっかけて不用意に無理にはがしてしまわないようケアするだけで大丈夫です